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キーボードレビュー⑧ 75% キーボード iClever G03(G05)「赤軸」

iClever G03 カニカルキーボード
テンキーレス 75%サイズ 88キー「赤軸」日本語配列 有線 RGB)のレビューです。
(上:バックライトオン、下:バックライトオフ⬇️)

G03全体ライトオン

全体ライトオフ


2023年12月に購入したのですが、その直後にマイナーチェンジが行われて、現在は「iClever G05」となっています。
私が所有しているのは 「G03」なので、それを中心にレビューしますが、「G05」との違いも書いていきます。

 

 

G03のサイズと価格

外形寸法:幅31cm×奥行12cm×高さ3.5cm
重量:760g
操作距離:1.8m
対応機種:WindowsOS

2023年12月にAmazon4,392円で購入。
直後にマイナーチェンジが行われて、現在は iClever G05 となっています。(現在は、Amazon5,000円前後のようです)

 

G03の特徴

テンキー無し、Fキー(ファンクションキー)有り、88キーでメーカーは75%と言っています。
接続は有線で、キーボードとの接続がType-C、PCとの接続はType-A
変形の日本語配列で、メカニカル赤軸です。

⬇️上が「iClever G03」 、下がエレコムTK-VK200TBK」

サイズ比較

 

写真で比較したエレコムTK-VK200TBK」(以前レビュー済み)が、幅32.2cm×奥行12.5cm×高さ3.6cm ですから、ほとんど同じサイズです。G03の方が 1.2cm 幅が狭いですね。
TK-VK200TBKが Fキー(ファンクションキー)の無い縦5列なのに対し、このG03は縦6列で、Fキー(ファンクションキー)があります
その他もフルキーボードに比べて、テンキー以外はほとんど省略はされていません。

(「エレコムTK-VK200TBK」の過去記事⬇️)

savatrunk.com

 

キーカスタマイズ

メーカーのサイトから専用ソフトウェアをダウンロードすることによって、ほとんどのキーのカスタマイズができます。(Windowsのみ対応)
キー引き抜き工具も付属しています。⬇️

引き抜き工具

私は、例によって「左Ctrlキー」と「Caps Lockキー」の入れ替えをしました。(サイズが異なるので物理的な入れ替えは不可能。機能のみ入れ替え)
また、デフォルトでは「Fn」+「F9」で効くミュート機能を、「F9」単独で使えるようにしています。ひとつのキーだけで、音を消したり出したりすることができるので非常に便利です。(専用ソフトウェアの画面)⬇️

カスタマイズソフト

また、私は使っていませんが、マクロ機能もあります。

======= (メーカーHPより引用)
プロゲーマーからの厚い信頼を集めるマクロ機能を搭載しています。すべてのキーをマクロで定義し、複数の操作を1つのキーに割り当てることができます。これにより、よく使う操作を簡単に実行することができ、より迅速で正確なゲームプレイを実現できます。
=======

1680万色対応のバックライトがあり、キーボードの照明効果もカスタマイズできます。⬇️

専用ソフトRGB

 

キー配列の特徴

「Enterキー」「BackSpaceキー」(← キー)の右側に縦にもう一列キーがある 65%, 75%キーボードによくある配列です。
「BackSpaceキー」(← キー)を押そうとして、「Homeキー」を触ってしまうことが時々あり、私はこの列は無い方が好みですが。

また、右下「_ ろ」(アンダースコア)キーが無く、左下に配置されています。
これは、人によっては致命的で、これだけでこのキーボードを選ばないという方も多いと思います。
私も最初は気になったのですが、今はプログラムを書くわけでもないので「_ ろ」(アンダースコア)キーを使うことはめったになく、逆に「右Shiftキー」が大きい方が使いやすいので、あまり問題なく使っています。

ただ、この配置については注文が多かったのか、「_ ろ」(アンダースコア)キーを通常のキーボードと同じ右下に配置した「iClever G05」にアップグレードされました。
「G03」と「G05」の比較は下の「G03のバリエーション」に書きました。

 

カニカルキーボードの「軸」

多くのメカニカルキーボードに使われ、信頼性と歴史を持っているのがドイツCHERRY社の「CHERRY MXスイッチ」です。
このスイッチは性能ごとに色が違い、その色の名前で「赤軸」や「青軸」などと呼ばれています。
現在では、CHERRY社以外の中国メーカーなどもスイッチを作っていて、それぞれの特性で「赤軸」や「青軸」などとして、キーボードメーカーに採用されているようです。

「軸」について、以下にザックリとまとめておきます。

 

軸のおおまかなタイプ

リニア:クリック感が無く、滑らかな打鍵感(赤軸、銀軸、静音赤軸、黒軸)
タクタイル:わずかなクリック感がある(茶軸)
クリッキー:しっかりとしたクリック感とクリック音がある(青軸)

 

代表的な「軸」の特徴

赤軸:リニア、クリック感無し、押下圧軽い、それほどうるさくはない
青軸:クリッキー、クリック感強い、押下圧重い、うるさい
茶軸:タクタイル、クリック感ややあり、押下圧やや重い、音も含めて赤軸と青軸の中間的特徴
銀軸:リニア、クリック感無し、押下圧軽い、まあまあうるさい、ストローク・アクチュエーションポイントが浅く、わずかに押すだけで入力される。ゲーム向き
静音赤軸(桃軸、ピンク軸):「赤軸」を静音化したもの
黒軸:リニア、クリック感無し、押下圧重い、それほどうるさくはない

 

G03の打鍵感

「G03」は赤軸です。
赤軸はメカニカルの中では静かな方だといわれますが、メンブレンのキーボードより明らかに音はします。
底までたたくと「カチッ」という音がして、決して静かとは言えないですが、とてもうるさいという程ではありません。

赤軸なので、かなり軽い打鍵感です。
以前、茶軸のエレコム TK-VK200TBKも使っていましたが、当然ですがこの赤軸の方が軽いです。
赤軸にはクリック感は全くないので、クリック感のある茶軸の方が感触は良い気もします。ただし私には茶軸は少し重かったです。

赤軸よりも軽いのが銀軸です。銀軸の「エレコム TK-VK310SBK」も使ったのですが、こちらは逆に軽すぎて、私には全くなじめませんでした。

(「エレコム TK-VK310SBK」の過去記事⬇️)

savatrunk.com

 

「G03」の打鍵感は、安っぽくはないけれど、高級感あふれるという感じでもありません。
少しだけカチャカチャ感はあります。(メカニカルの赤軸なので当然とも言えますが)
またキーボードの表面はつるっとしていて、こちらもそれほど高級感はあまりありません。

以前レビューした、エレコム TK-VK200TBK と比べてみると、TK-VK200TBKの方が素材や触感、音についても高級な感じはします。

ただ「比べてみると」ということで、「G03」が安っぽすぎるということでは、決してありません

家電量販店等で売っている1,000円~2,000円程度のメンブレンキーボードとは比べ物にならないしっかりとした造りとキータッチです。

 

G03のバリエーション

 

G03とG05の違い

上でも書きましたが、G03は「_ ろ」(アンダースコア)キーが左下にある変則的なキー配列なので、「iClever G05」にアップグレードされました
「_ ろ」(アンダースコア)キーは、右下にあるのが標準的です。

======= (メーカーHPより引用)
FAQ
Q1:G03とG05の違いは?
A:
1. G05はG03のアップグレードバージョンで、標準的なJIS日本語レイアウトを採用しました。
2. G05の右端には4つの定義可能なボタンがあり、デフォルトでは機能はなく、ソフトウェアを使って機能を定義することができます。
=======

キー配置を写真で比較してみます。
(G05の写真はメーカーHPより引用させていただきました)

G05全景⬇️

G05全体

 

G03右側。「_ ろ」が無く、「右Shiftキー」が大きい⬇️

G03右側

 

G05右側。「_ ろ」が有り、「右Shiftキー」が小さい(赤枠)
(黄緑枠)は定義可能な4つのボタン⬇️

G05右側

 

G03左側。「_ ろ」が有り、「左Shiftキー」が小さい⬇️

G03左側

 

G05左側。「_ ろ」が無く、「左Shiftキー」が大きい⬇️

G05左側

 

その他のバリエーション

「G05」以外にもバリエーションがあります。

・「G01」テンキーレス 赤軸 有線 91キー バックライト有り
(単純にフルキーボードからテンキーを外した形。G05よりも横幅は 6.1cm , 奥行は 2cm 大きい)
外形寸法:幅37.1cm×奥行14cm×高さ3.6cm
重量:702g
操作距離:1.5m
(メーカーのHPや取扱説明書を見ると、一部制限はあるものの MacOSにも対応しているらしい)

⬇️メーカーHP
G01 | iClever (アイクレバー)

 

・「G02」フルキーボード 有線 108キー(販売終了のようです)

 

まとめ

「iClever G03」は赤軸でキータッチはかなり軽いのですが、私はその感触が圧倒的に好きという程ではありません。
ただ、その打鍵感は適度に軽く、音もまあまあ静かで使いやすいので、結局2024年5月以降、今日現在(2024年8月6日)まで、この「G03」を使い続けています。

「iClever G03」はすでに販売終了となり「iClever G05」にアップグレードされています。
最初は買い換えようかとも思ったのですが、今はあまりアンダースコアは使わなくなっているのと、「右Shiftキー」が大きくて意外と私の使い方には合っているので、結局「G03」のままです。

あえて変則的なキー配列を好むのでなければ、当然「iClever G05」の方が良いと思います。
私も、今「G03」と「G05」のどちらかを選べと言われれば、迷わず「G05」を選びます。(もう新品では「G05」しか手に入らないわけですが)

「Enterキー」の右側に縦1列があるのはじゃまなのですが、「G05」ならば自分で定義しなければ無害なわけで、そういう点も「G05」の利点かなと思います。
(あえて「G1キー」に「バックスペース」の機能を定義して、押し間違えても大丈夫にするというのも有りかなと)


まあ、こういう細かいキー配列で悩むくらいならば、6.1cm 横幅は広がりますが(それでもフルキーボードよりはかなり狭い)単純なテンキーレスで 91キー「G01」を選ぶ方が良いような気がします。😄

 

それから、光る機能はこれまで「全く不要」と思っていたのですが、使い込んでみると意外と良いです。
キートップの文字が見やすいのは確かですし、一番良いと思っているのは、PCのスリープ状態から復帰させるときです。例えばマウスを「ちょこん」と動かしたとすると、画面の復帰などよりはるかに早く、キーボードが光って復帰することを知らせてくれます。
あとは見た目がきれいというのは、当然ながら良いものだなという感じですかね。😁

カラーブルー



それほど高級感あふれるタッチや音ではありませんが、5,000円前後でこのメカニカルキーボードが買えるのであれば、かなりコスパは高いと思います。

Amazonでの価格ですが、2024年8月6日現在「G05」ブラックは 4,836円
この記事を書くまで知りませんでしたが「G05」にはホワイトもあるんですね。これ、なかなか見た目が美しいです。
「G05」ホワイトの価格は 5,091円

そして「G01」は、なんと 3,824円

うぅん「G01」安いですねぇ、かなり良い。
・・・買わないからね・・・😣