★★ 読まれる方への注意 ★★
TK-VK310SBKは「ゲーミングキーボード」ですが、私は通常使いのメカニカルキーボードとして使いました。
この記事はゲームをするうえでのレビューには、ほとんどなっていないませんのでご了承ください。
★★★★★★★★★
エレコム テンキーレス 80%サイズ ゲーミングキーボード V-customシリーズ
TK-VK310SBK メカニカルスイッチ「銀軸」(スピードリニア)を買いました。
(キートップにカナは印字されていませんが、日本語配列です)⬇️
以前、同じシリーズの「エレコム TK-VK200TBK」(65%サイズ 茶軸)も紹介しています。(内容にはこの記事との重複があります)⬇️
TK-VK310SBKのサイズと価格
テンキーレスの 90キー、いわゆる80%と言われるサイズです。
外形寸法:幅366.1mm×奥行142.6mm×高さ37.3mm(スタンド含まず)・53.9mm(スタンド時)
重量:約955g
以前紹介した エレコム TK-VK200TBK(65%サイズ)と比べると、当然ひとまわり大きいですね。(上がTK-VK200TBK、下がこの記事のTK-VK310SBK)
価格ですが、Amazonでは 2024年5月21日現在 8,127円で販売されています。
参考価格が 16,980円なので、50%以上のディスカウントとなっています。
エレコムといえばオフィス用のイメージが強く、これまで見かけたキーボードなども一般的なものがほとんどでした。
それが、2022年にゲーミング市場に参入ということで、この V-custom シリーズを鳴り物入りで発表しました。
下記の「特徴」の項目でも書きますが、とてもしっかりしていて安っぽさなど全くないキーボードです。
エレコムとしては、ゲーミング市場に参入するため、製品の造りも価格も、気合が入っているなという感じがします。
ある意味とてもお買い得だと思います。
外箱、及び箱を開けたところです。キーボードは「V-custom」のロゴ入りの紙に包まれていて高級感があります。⬇️
キーボードの下に「キーキャップグリップシート」とステッカーが入っています。
ステッカーを付けるというのは、製品に対する自信の表れですね。😀
(上の黒い箱の部分には、交換用のキーとケーブルが入っています)⬇️
TK-VK200TBKの特徴
かなりマニアックに作りこまれているキーボードで、様々な特徴があります。
箱の裏面を載せます。⬇️
キー配列は一般的な日本語テンキーレスキーボードですが、一番下の段が少し違いがあります。また、カナの印字もありません。
同じエレコムのテンキーレス80%のメンブレンキーボードで、一般的なサイズとデザインの TK-FDM105TXBK(ワイヤレス)と比べると、違いが判ると思います。
(上がTK-FDM105TXBK、下がこの記事のTK-VK310SBK)⬇️
TK-FDM105TXBKに比べると、手前側に少し厚みがあり、キーの高さもあります。
ですが、実際に使ってみて、この高さが気になるようなことはありません。
(左がTK-FDM105TXBK、右がこの記事のTK-VK310SBK)⬇️
省略されたキーとキーカスタマイズ
このTK-VK310SBKの場合は、ゲームに特化するために「スペースキー」は大きく取られており、「変換キー」「無変換キー」が省略されています。
(スペースキーの右側のキーは「変換キー」ではなく「ゲーミングモード ON/OFFキー」です)
しかし、その省略された「変換キー」「無変換キー」が、キー引き抜き工具と共にきちんと提供されているのが非常に良心的なところです。⬇️
また、専用のカスタマイズソフトを使ってキーの配置や機能は自由に変更可能です。
シリーズの特徴
65%サイズの TK-VK200シリーズ、300シリーズには、追加の低遅延USBポートが装備されていますが、この80%サイズのTK-VK210シリーズ、310シリーズには装備されていません。
ケーブルは本体の右上のType-Cポートに接続します。
また、TK-VK200シリーズ、210シリーズはキーボードが光りませんが、
TK-VK300シリーズ、310シリーズは LEDが光ります(カスタマイズ可能)
(この記事のキーボードはTK-VK310SBKなので光ります)⬇️
その他の特徴
TK-VK310SBKには、その他にも多くの特徴があり、書いているとあまりに長くなるので、簡単に紹介しておきます。
・柔軟なパラコードを採用した着脱式 Type-Cケーブル
(キーボードとこのケーブルの接続がType-C、PCとの接続はType-A)
(このケーブルは柔らかくて、とても良いです)⬇️
(以下の特徴について、用語がわかりづらい場合は製品のページ等で確認してください)
・独自開発専用エンジンとオンボードメモリを搭載
・ネオクラッチキーキャップ
・ダブルインジェクションPBTキートップ
・Nキーロールオーバー対応
TK-VK310SBKの打鍵感
TK-VK310SBKはメカニカル方式の「銀軸」です。メンブレンのキーボードより明らかに音はします。
以前紹介した、同じシリーズで「茶軸」の TK-VK200TBK よりも音は大きいです。まあまあ音のするキーボードだと言えます。
Youtubeに動画もあるので、音を気にする方は確認してから買った方が良いと思います。
打鍵感は非常に軽いです。
押下圧は45gと軽く、キーストロークも1.4mmと非常に浅いです。またクリック感も全く無いので、軽く押すだけで「底つき」してしまい、カタカタ(タンタン)という音が明確にします。
キーボードそのものの作りは非常に良いと思いますが、私はこの「銀軸」の感触と音には馴染めませんでした。
打鍵感は「茶軸」のTK-VK200TBKの方が、個人的には断然好みです。
ただ、この「銀軸」のTK-VK310SBKは、ゲームでの素早い入力をするために作られているキーボードなので、ゲーミングキーボードとしての性能は素晴らしいのだろうな、とは思います。
メカニカルキーボードの「軸」
多くのメカニカルキーボードに使われ、信頼性と歴史を持っているのがドイツCHERRY社の「CHERRY MXスイッチ」です。
このスイッチは性能ごとに色が違い、その色の名前で「赤軸」や「青軸」などと呼ばれています。
現在では、CHERRY社以外の中国メーカーなどもスイッチを作っていて、それぞれの特性で「赤軸」や「青軸」などとして、キーボードメーカーに採用されているようです。
記事が煩雑になりすぎるので、「軸」については以下に、ザックリとまとめておきます。
軸のおおまかなタイプ
リニア:クリック感が無く、滑らかな打鍵感(赤軸、銀軸、静音赤軸、黒軸)
タクタイル:わずかなクリック感がある(茶軸)
クリッキー:しっかりとしたクリック感とクリック音がある(青軸)
代表的な「軸」の特徴
・赤軸:リニア、クリック感無し、押下圧軽い、それほどうるさくはない
・青軸:クリッキー、クリック感強い、押下圧重い、うるさい
・茶軸:タクタイル、クリック感ややあり、押下圧やや重い、音も含めて赤軸と青軸の中間的特徴
・銀軸:リニア、クリック感無し、押下圧軽い、まあまあうるさい、ストローク・アクチュエーションポイントが浅く、わずかに押すだけで入力される。ゲーム向き
・静音赤軸(桃軸、ピンク軸):「赤軸」を静音化したもの
・黒軸:リニア、クリック感無し、押下圧重い、それほどうるさくはない
「TK-VKシリーズ」のバリエーション
今回紹介しているのは TK-VK310SBK(銀軸 80%サイズ)ですが、この「TK-VKシリーズ」には、「茶軸」(Tactile)、「銀軸」(Speed linear)、「青軸」(Clicky)の3種類の「軸」があり、サイズも含めて多くのバリエーションがあります。下記に一覧を載せます。
(価格は 2024年5月21日 Amazonでのもの)
キートップが光らないタイプ
65%(追加のUSBポート有り、キーキャップグリップシート無し)
TK-VK200TBK(茶軸)¥5,180
TK-VK200CBK(青軸)¥4,613
TK-VK200SBK(銀軸)¥6,745
80% テンキーレス(追加のUSBポート無し、キーキャップグリップシート付属)
TK-VK210TBK(茶軸)¥5,333
TK-VK210CBK(青軸)¥4,890
TK-VK210SBK(銀軸)¥6,186
キートップが光るタイプ
65%(追加のUSBポート有り、キーキャップグリップシート無し)
TK-VK300TBK(茶軸) ¥6,600(本体黒色)
TK-VK300CBK(青軸) ¥5,423(本体黒色)
TK-VK300SBK(銀軸) ¥8,119(本体黒色)
TK-VK300SPN(銀軸) ¥9,480(本体ピンク色)
TK-VK300SWH(銀軸) ¥9,897(本体白色)
80% テンキーレス(この記事のタイプ)(追加のUSBポート無し、キーキャップグリップシート付属)
TK-VK310TBK(茶軸) ¥7,644(本体黒色)
TK-VK310CBK(青軸) ¥6,819(本体黒色)
TK-VK310SBK(銀軸) ¥8,127(本体黒色)
TK-VK310SPN(銀軸) ¥9,980(本体ピンク色)
TK-VK310SWH(銀軸) ¥9,999(本体白色)
まとめ
TK-VK310SBKおよび TK-VKシリーズについて書いてきました。
上にも書きましたが、これだけたくさんのバリエーションを揃えるとは凄いですね。メーカーの本気を感じます。😀
まとめとして TK-VK310SBKは、かなりしっかりと作られていて、普通に考えたら ¥15,000~ ¥20,000 は軽く超えるクオリティだと思いました。
実売 ¥5,000 以下から、このシリーズのキーボードが買えるのは本当にバーゲンプライスだな、という気がします。
ただ、メカニカルキーボードは「軸」によって打鍵感や音は大きく異なるので、買う前に実際に触れてみることをお勧めします。
使ってみた感想として、やはり「銀軸」はゲーミング特化のキーボードなのだなと思いました。
一般的な使用も考えるのならば、個人的には「茶軸」、またはクリック感が不要なら「赤軸」の感触が好みですね。(しっかりしたクリック感が好きな方は「青軸」でしょうか)
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