この記事では、「そんちょー」氏作成の、キー配列を簡単に変更できるサイト
「キー配列変更(Windows用)」を紹介します。
先日私も利用させて頂いて「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」の機能を入れ替えました。
また、このサイトを利用すれば、「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」の入れ替えだけでなく、ほとんどのキーの配列変更が可能です。
サイトは非常によくできていて、好みのキー配列を設定し、小さなファイルをダウンロードして実行するだけです。
その後、PCを再起動すればキー配列は変更されています。
この記事では「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」の機能を入れ替える例を示します。
注意点
こちらのサイトでは、本当に簡単にキー配列の変更ができるのですが、設定方法として「レジストリ」の変更を行っています。
作者の指示通りに注意を守って使えば何も心配はいらないのですが、「やっぱりレジストリをいじるのは怖い」と思う方は、当然ですが無理をしてまで使う必要はないでしょう。
このレジストリを扱うために「レジストリエディター」というWindowsに付属のソフトウェアが最後に実行されます。このソフトウェアの実行にははPCの管理者権限が必要になるため、会社のPCなど標準ユーザーではうまく実行できないかもしれません。
作者の「そんちょー」氏による、「作成に関して」や「キー配列変更の仕組み」をよく読んで判断してみてください。
「作成に関して」⬇️
https://map-scan-code.soncho-works.com/intention
「キー配列変更の仕組み」⬇️
https://map-scan-code.soncho-works.com/mechanism
「CapsLockキー」を「左Ctrlキー」として使うだけなら、"Ctrl2Cap" というソフトを使った方が安心かもしれませんが、操作としては "Ctrl2Cap" を使う方が煩雑です。
また、"Ctrl2Cap" では、「CapsLockキー」を「左Ctrlキー」の機能に変えてしまい、入れ替える訳ではありません。(左下の「左Ctrlキー」も生きています)
つまり、「CapsLockキー」の機能が無くなるわけで、Shift +「CapsLockキー」で、アルファベットの大文字を固定して入力する事ができなくなるわけです。
まれにではありますが、大文字を連続して入力したい時があり、その時には不便を感じてしまいます。
(この記事で紹介しているサイトで操作すれば「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」の機能は完全に入れ替わります)
"Ctrl2Cap" については、過去に紹介の記事を書いています。⬇️
キー配列を変更する。
非常に簡単で解説もいらないかもしれませんが、一応このサイトを実際に使った記録を書いておきます。
(以下のスクリーンショットは「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」を入れ替えた場合の例)
①「キー配列変更」サイトにアクセスします。⬇️
map-scan-code.soncho-works.com
下に「使い方」が出ています。スクロールしてその下にも「細かい仕様」「その他」と説明があるので、必ずよく読んでおいてください。⬇️
②入力ボックスで変更したいキーを押します。必要に応じて "⊕ボタン" を押して入力ボックスを増やします。
キーの入力が終わったら「キー変更ファイルを作成」を押します⬇️
③ "ChangeKey.reg" というファイルがダウンロードされます。⬇️
そのままブラウザから、または「ダウンロードフォルダ」から "ChangeKey.reg" をダブルクリックして実行します。⬇️
④セキュリティの警告が出ますが「実行」を選択⬇️
⑤「レジストリエディター」というソフトウェアが起動し、警告が出ますが「はい」を選択⬇️
⑥変更が、レジストリに正常に追加され、このメッセージが出れば成功。⬇️
⑦この後、Windowsを再起動すれば、キー配列が変更されています。
ちなみに、"ChangeKey.reg" の内容は、テキスト情報で、下記のような内容です。
======(この下の行から)
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]
"Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,\
02,00,00,00,3A,00,1D,00,1D,00,3A,00,00,00,00,00
======(この上の行まで)
安全のために「キー配置リセットファイル」をダウンロードしておきましょう
何か問題がった場合に備えて、「キー配置リセットファイル」をダウンロードしておきましょう。⬇️
"ClearKey.reg" というファイルがダウンロードされます。⬇️
このファイルを実行し、Windowsを再起動すれば、キー配列は元に戻ります。
"ChearKey.reg" の内容は、下記のような内容です。
======(この下の行から)
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]
"Scancode Map"=-
======(この上の行まで)
もうひとつのキー配列変更方法 "AutoHotKey"
キー配列を変更するには、このサイトのようにレジストリを変更する方法以外にも、"AutoHotKey" というオープンソースのソフトウェアを使う方法もあります。
(このソフトウェアはキー入力を監視するもので、レジストリをいじることはない)
ただ、「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」の入れ替えにはちょっと工夫が必要だということのようです。(現状での私の認識ですが・・)
そのため、「CapsLockキー」と「左Ctrlキー」の入れ替えには、この記事で紹介した「キー配列変更(Windows用)」サイトを利用させてもらいました。
この "AutoHotKey" はもはやプログラム言語であり、ものすごくたくさんの事ができるようです。
私の場合は、非常に簡単なマルチメディア関係のキー設定をしているだけですが、この "AutoHotKey" 紹介の記事も書いたので、そちらも興味があればご覧ください ⬇️
まとめ
紹介した「キー配列変更(Windows用)」サイトでは、レジストリを操作しているとはいえ、使う側は中身がわかっていなくても簡単に設定ができます。
そういう意味では逆に初心者にも向いているサイトだと言えると思います。
とはいえ、レジストリの変更には若干のリスクがあることは否定できないので、あくまでも自己責任で使ってみてください。
(作者も注意事項として書いているが、例えば数字キーやアルファベットキーを間違えて変更してしまうと、パスワードやPINが入力できなくなり、Windowsの起動ができなくなる可能性もある)
作者の「そんちょー」氏と連絡が取れていないのですが、ご本人が、
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全日本人のために、インストール不要、Web上だけでキーカスタマイズできるサイトを作ったので是非使ってください。
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と言われているので、勝手に広めても問題ないかなと思いますが、もしもこのページを見かけて何か問題があるようならご連絡ください >「そんちょー」さん。