瞬那浩人 著 「残された命の証し」（ヒーロー出版）
スピード感のあるミステリー。
瞬那浩人（しゅんな ひろと）氏の作品は初めて読みましたが、展開も早く読みやすいミステリーだなという印象です。
ミステリーなので、内容について細かくは書きませんが・・・。
エンジニア出身の作家さんのようなので、技術・工学に関する話がしっかりと書かれていると思いました。また、機械・電気電子的な話だけでなく、バイオテクノロジーに関する事もかなり出てきて、現代風の題材を使われています。
読みやすいと書きましたが、展開や文体が読みやすいということで、本の前半で起こる事件はかなり猟奇的です。
これだけは書いておきますが、子供も犠牲になるので、そこは注意してください。
とはいえ、前半の猟奇的な事件の連続、後半の予想外の展開とドンデン返しの連続は一気に読ませます。
登場人物も多いのですが、関係がわかりやすいので読みにくさはありません。また、冒頭に登場人物一覧があり、その名前も読みやすいのが良いですね。😄
（私の好みですが、海外の作品は別として、日本の小説なのに難読な名前が出てくる小説はあまり好きではありません。そこを複雑にしてどうする？ そこじゃないだろ！ と思ってしまいます🤔）
ライトで読みやすいけれど、本格的なミステリーを読みたい方、お勧めします。
2024年7月13日現在、Kindle Unlimited で読むことができます。
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