サバのトランク

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読書「知能犯」翔田寛

翔田寛著「知能犯」(角川文庫)

江戸川乱歩賞作家、翔田寛の「船橋署刑事課・香山亮介シリーズ」の最新作(第4巻)

最新作と書きましたが、2023年10月末の発売です。

(このページの Amazonの商品紹介を選ぶと、すべて kindle電子書籍)版のタグが開きます。単行本(紙の本)もそのページで選べますが、注意してください)

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主人公は千葉県警船橋署のベテラン刑事香山亮介。喜怒哀楽をめったに表に出さない人柄だが、その内面は刑事としての情熱にあふれている。
西船橋駅近くで起きた傷害致死事件。
犯人はその場で現行犯逮捕され、当初は単純な事件で終わるかと思われていた。
しかし、それだけでは説明できない事実が、ほんの少しずつ明らかになってくる。全く手掛かりの無いところから、刑事たちの地道な捜査により様々な証言や新たな事実が次々と明らかになっていく。そして、驚愕の最終章へ。
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淡々と冷静な文章によって事実が積み重ねられていき、ラストに向かう静かな緊張感で、読みだしたら止まらないタイプのミステリーです。

この船橋署刑事課・香山亮介シリーズ」は2017年から刊行されており、これが4作目です。

①「冤罪犯」(2017年)
②「黙秘犯」(2019年)
③「時効犯」(2022年)
④「知能犯」(2023年)

「冤罪犯」「黙秘犯」は、それぞれ2021年、2022年にテレビ東京系・小泉孝太郎主演でテレビドラマ化されているので、ご覧になった方もいるかも。


著者の翔田寛氏は、誘拐がテーマのミステリーも得意としており、

・「誘拐児」(2008年 江戸川乱歩賞受賞作)
・「真犯人」(2015年 日下部警部補シリーズ① 大藪春彦賞候補作)
・「人さらい」(2018年 日下部警部補シリーズ② )

こちらの「真犯人」も、2018年 WOWOW「連続ドラマW」全5話、上川隆也主演でドラマ化されています。
私が翔田寛という作家を知ったのは、この「真犯人」の再放送を数年前に見た時でした。

著作は他にも多数ありますが、私が読んだのは上記7冊です。
シリーズ物は、一応時系列に沿った流れにはなっていますが、その事がストーリーにほとんど関係してこないので、順番に読む必要はないと思います。
全部読もうと思った方は、当然順番に読んだ方が良いとは思いますが。

小さいお子さんのいる方は、「人さらい」は読むのが辛いかもしれません。

その点を除けば、クールな筆致で、じわじわと高まっていく緊張感にはかなり引き込まれていく作品ばかりです。

お勧めします。

今日(2023/12/27)現在、見ることのできるドラマの再放送は無いようです。
「真犯人」については、DVD-BOXが発売されています。