文庫本も発売され、Netflix のドラマも間もなく(2024/3/21)配信開始という事で、再び盛り上がっている劉慈欣氏のSF小説「三体」ですが。
★★★以下、できるだけネタバレしないように書きますが、「三体」の内容に少しだけ触れます。気になる方は読まないでください!! ★★★
私の方は、中国テンセント制作の実写ドラマ30話を見終わりました。(字幕です)
いやー、ものすごく良かったです。
原作に忠実だという情報は持ってから見たのですが、色々な場面や、ちょっとした言い回しなども原作のままという事が多く、本当にかなり忠実に作られていて、思わずニヤリという場面も多かったです。
違う部分と言えば、「文革」の場面がかなりあっさりとしか描かれていない点くらいでしょうか。でもその方が話に入り込みやすいし、見やすいだろうと思いました。
逆に、原作が壮大すぎて自分の頭の中で想像しきれていなかった部分を「そうか!こういう感じだったのか」とイメージを補完してくれる場面もかなりあり、そこも非常に良かったです。
一番期待しつつ、しかし映像化はかなり難しいだろうな、と思っていた終盤の「運河」の場面(読んだ人は分かりますよね)ですが、これも期待以上。手に汗握るという言葉がぴったりでした。
私は、これまで原作のある作品の映像化の場合、あまりしっくりこなかったり、がっかりしたりという事も多かったのですが、今回は本当にイメージを壊すことなく素晴らしかったです。
また、中国の街の様子や自然など、日本など他の国にいては、なかなかわかりにくい部分も良くわかりました。
個人的には、原作ではカタカナのフリガナで読んでいた登場人物の名前が、歌うように美しい中国語で発音されるのを聞くことができた事がとても良かったですね。
そういう点でも、舞台である中国で作られたという事のメリットがすごくあると思います。
★★★
この中国版ドラマですが、中国で放送された後、2023年にWOWWOWで放送され、その後、TELSA、Hulu、バンダイチャンネルなどで配信が始まっています。
ドラマ版公式ページはこちら⬇️ 配信サイトなど色々な情報が出ています。
私は、「2週間無料お試し」があるというのでTELASAに新規入会して見ました。
無料のまま第1話を見終わったら、支払方法の入力場面に進んでいき、「あれ、2話からは有料になるのかな?」と思いながらも、今更やめる気もないので手続きをすると、加入はしたけれど2週間は無料となっていました。
私は3月8日に入会したのですが、3月22日までは無料。その後も3月の料金は日割りで179円、4月から618円/月となるという事で、他の配信サービスがどうだか知りませんが、TELASAはかなり良心的で好感が持てました。
★★★
というわけで、熱烈推奨な「三体」中国版ドラマです 😀
私は、もうこれで非常に満足したので、Netflix 版はスタートしてもとりあえずは見ないと思います。
約45分x30話という事で、大河ドラマの半年以上、7か月分です 😱
相当ボリュームはありますが、長くは感じませんでした。
仕事の忙しい方は、はまると寝不足になって大変かもしれませんが・・・
でもでも、強くお勧めします! 見た方が良いよ!!