X で JAXA のフォローをしているんですが、昨日「木星氷衛星探査機 JUICE」が打ち上げられてから1年たったというポストがありました。
1年前はちょうどドタバタしていた時期であまり印象が無く、1年も経ったんだからそろそろ木星軌道にでも到着するのか?
と、思ってちょっと調べてみたら・・・
この、「木星氷衛星探査機 JUICE」は ESA(欧州宇宙機関)が主導する計画ですが、日本やアメリカなども参加しているということですね。
2023年4月に、アリアン5ロケットで打ち上げられたんだから、なんと8年もかけて木星の軌道に到着するわけですね!!
その後、木星をまわる「ガリレオ衛星」(ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で発見した、大きな木星の衛星)である「カリスト」「エウロパ」「ガニメデ」の調査を4年間行い、最後は「ガニメデ」の周回軌道に入って衛星となる。
ミッション終了は2035年の予定。
「カリスト」「エウロパ」「ガニメデ」の氷の下には、多量の液体の水の海があると考えられていて、生命が存在する可能性があると言われています。
「木星氷衛星探査機 JUICE」の大きな目的のひとつは、これら衛星の調査をして生命の存在の可能性を調べることです。
当然木星そのものについてなど、その他の調査もするようですが。
最初に計画されたのは、2012年という事なので、そこから数えたら23年間にもわたるミッションという事になります。😆
例えば、2012年にこの計画の中心にいた人物が50歳代半ばだったとしたら、計画が終わる2035年ころには 80歳近くになってしまいます。もはや現役のスタッフではないでしょう。
30歳代の若手だった人も60歳前後の最年長の責任者になっているかもしれません・・・
宇宙のスケールでは一瞬ですが、我々人間にとっては長い時の流れですね。
JAXAは、現代宇宙探査の「グレートジャーニー」と言っていますが、確かにとても遠大な計画ですね。
「ガニメデ」で生命発見なんてニュースが10年後に飛び込んできたら、と思うとワクワクします!😀
(ホーガンの小説をまた読みたくなりました)