サバのトランク

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読書:「17年と13年だけ大発生? 素数ゼミの秘密に迫る」吉村仁著

「17年と13年だけ大発生? 素数ゼミの秘密に迫る」吉村仁著SBクリエイティブ)を読みました。

 

 

先日、素数ゼミの記事を書いたのですが、その後もいろいろと記事を読んだり、自分でも調べたりしていていました。⬇️

savatrunk.com

そんななかで、自分の記憶違いに気が付きました。
記事の中で「子供のときに、素数ゼミのことを知って感動した」と書いたのですが、素数ゼミの謎が解かれたのは、1997年のことで私はとっくに大人になっていました。😮

ただ13年ゼミや17年ゼミは「周期ゼミ」として昔から知られていて、子供の時にアメリカで17年ゼミが大発生したというニュースは見たんだろうと思います。
17年間も土の中で過ごすことに驚いた「周期ゼミ」の話題と、「素数ゼミ」の謎が解明されたという話が、私の記憶の中で混同していたようです。(もはや1997年もかなり昔ではありますが・・・)

で、その素数ゼミの謎を解明したのが、静岡大学ニューヨーク州立大学で教授をされている吉村仁氏だということを最近知りました。

吉村氏の著書には、
・子供にもわかりやすく書かれた素数ゼミの謎」(2005年)(絵も多く、漢字にはフリガナがふられている。著者は絵本と言っている)、
・「素数ゼミの謎」の3年後に、大人向けに書かれたのが、今回紹介している
「17年と13年だけ大発生? 素数ゼミの秘密に迫る」(2008年)です。

私は「素数ゼミの謎」は未読ですが、「17年と13年だけ大発生? 素数ゼミの秘密に迫る」 "Kindle Unlimited" で入手し、とりあえずざっと目を通しました。(もういちどじっくり読み直すつもりです)

写真も多く解説も丁寧です。数学的な部分が多少ありますが、一般向けに書かれているので難しすぎるということはないと思います。(吉村氏の専門は「数理生態学」ということで、生物学の内容ですが数学的な解析がしっかりなされています。)

進化学・生態学・遺伝学と数学、そして氷河期の話や昆虫全般の話、またメスの「オス選び」の話題など、生物好きには興味深い話が盛りだくさんです

電子書籍は891円で購入できますが、紙の新書版は2千円以上の中古しかなさそうです。

2024年6月現在、"Kindle Unlimited" で読むことができるので、登録している人にはおすすめです。
ただ、カラー写真がたくさんあるので、無料のkindleアプリ(iOS版, Android版あり)を使って大きめのタブレットで読む同じく無料の "Kindle for PC"(Windows版、Mac版あり)を使ってPCで読むのがおすすめです。

スマホではカラー写真はきれいに見えますが、字はとても小さいです。目の良い若い人なら大丈夫かな?

モノクロの電子書籍リーダー Kindleで読むのは苦しいと思います。😣