今年(2024年)1月に、最近気になっていたミニPCを購入しました。
購入したのは、「MINISFORUM UM773 Lite」という機種です。
(購入後のレビュー記事⬇️)
私がこの機種をなぜ選んだかについて、その経緯と元になるデータを示しておくことで、今ミニPCの購入を考えている方の参考になるかもしれないと思い、記事にまとめてみました。
ミニPC購入のきっかけ
これまで私がメインで使っていたPCは、2016年モデルとはいえ当時最高のスペックに近いものでした。
型番 :HP ENVY 750-180jp
CPU :intel Core i7-6700K(4コア/8スレッド)+水冷クーラー
メモリ:32GB(DDR4-2133)
SSD :256GB SSD (PCI Express, M.2接続)(AHCI)+ 3TB HDD x 2
OS :Windows10 Home(64bit)
GPU :NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB / GDDR5)
今でも大きな問題は無く(HDDは1台壊れたので、512GB SSDに乗せ換えました)、当分使うつもりでいました。
ところが、このPCのCPUはギリギリのところで、Windows11 のインストール条件から外れてしまい、結局いつかはWindows11が動くPCを買う必要がありました。
そんな時にミニPCの存在を知り、その小ささと安さに驚いたものです。
モニタも今あるものが使えるし、キーボードもマウスも余ってる。
次に買うなら、小さくて安いミニPCだなと。
ミニPCはカオスな状態?
さっそくAmazonなどで調べ始めましたが、ミニPCはカオスと言えるほどの多数のメーカーと機種が入り乱れています。価格も性能も千差万別で、迷って呆然としてしまいそうです。😮
Windowsのボリュームライセンスの問題
まずはこのカオスに何かの道筋を見つけるために、Amazonおよびその他のレビューをさんざん読み込みます。
すると、安いミニPCのレビューで、たびたび「Windowsのボリュームライセンス」という話が出てきます。嫌な予感ですね・・・😔
Windowsのライセンスには種類があり、
●フルパッケージライセンス(FPP)(リテールライセンスともいう)
・パッケージ版を購入した場合のライセンス
・ライセンスは個人に付与される
●OEMライセンス
・メーカー製PC本体を買ったときに同時購入した形になるライセンス
・ライセンスはハードウェア(基本的にPCそのもの)に付与される(「DSP版」と「OA3版」がある
●ボリュームライセンス(VL)
・会社などで業務用のPCに多数のライセンスを一括で購入するもの
・ライセンスは法人(その会社など)に付与される
・つまり、その会社で使う以外の個人は利用できない
きちんとしたメーカーのPC本体を買ってきたときには「OEMライセンス」が付属してきます。
ところが、格安のミニPCではインストールされているのが、「ボリュームライセンス」の場合があるという事が、多数レビューに報告されています。
「ボリュームライセンス」を、その会社以外の個人に切り売りして使用するのはライセンス違反であり、いつOSが使えなくなってもおかしくありません。
「ボリュームライセンス」のミニPCは、最初からインストールされていたWindowsをずっと使いたいのであれば、「買わない方が良いPC」という事になりますね。
(ハードウェアだけが欲しくて、Linux など別のOSを自分でインストールするつもりの人は別ですが)
どのメーカーを選ぶか
「ボリュームライセンス」で安くWindowsを仕入れ、それを個人に切り売りするというのは、正しい商売とは言えませんね。😠
これはメーカー(会社)としての方針という事でしょうから、ミニPCを買うとしたらまずは「ちゃんとしたメーカー選びが重要」という事になります。
レビューをできるだけ読み込んで、「ボリュームライセンス」のミニPCを販売しているメーカーを除外していきます。
逆に、ちゃんと「OEMライセンス」だったというレビューもあり、そのメーカーはチェックします。
私個人として、多くの方々のレビューを読み、ライセンスがきちんとしていると思われる下記の3つのメーカーをピックアップしました。(当然、大手のメーカーは全く問題無いと思われますが、最新のミニPCを販売していません)
MINISFORUM
GMKtec
CHUWI
すべての情報をチェックしたわけではありませんし、当然、他にもきちんとしたメーカーはあると思います。
あくまでも、私の場合は「この3つのメーカーから選ぶことにした」という事です。
今回はここまで。
②, ③に続きます。⬇️
購入後のレビュー記事はこちら⬇️