染谷昌利著 「ブログ飯」(インプレス)
↑ Kindle版(2023/12/10 現在、Kindle Unlimitedで読むことができます)
2023年11月25日に、私が読者となっている takamii_megane氏のブログで紹介されていた本です。
氏の紹介記事でかなりお勧めされていたので amazonを覗いたところ、ちょうど Kindle Unlimitedの対象で読み放題で読む事ができたので、気軽に読み始めてみました。
2013年発売と新しい本ではないのですが、読み終わってみるととても共感するところが多かったので、私からも紹介させてもらおうと思います。
筆者の染谷氏は30代半ばで会社を辞め、それ以降ブログからの収益を中心にしてフリーランスとして生活をしているという方です。
ブログで飯を食うという事で「ブログ飯」というタイトルになっており、ブログで収益をあげるための方法もいろいろと書かれてはいます。しかし、この本はそういう収益化へのノウハウ集ではありません。
筆者が読者に最も伝えたいのは、ブログを書くうえでの姿勢であり、考え方であり、哲学というようなものだと思います。
「自分が好きな、得意な事を見つけ、それを突き詰めて他人の役に立つ情報を発信する」
そして、「収益はその後に付いてくるものだ」と筆者は繰り返します。
少し本文より引用します。
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自分がやってみて便利だったこと、昨日読み終わった本の感想、ちょっとした豆知識など、あなた自身にしか書けないような内容を記事にしていきましょう。
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あなたにとっては当たり前のことでも、他人から見れば「初めての話」ということはたくさんあります。
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要は
●どれだけ人の役に立ったか
●どれだけの人を助けられたか
●どれだけアドバイスをした人の成功に繫げることができたか
●どれだけ関わった人の心の琴線に触れたか
という点に注力することにより、あなた自身の成功にも繋がってくるのです。
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あなたの経験、知識は誰かが必要としています。
あなたの情報を求めている人は必ず居ます。
あなたの声がその人に届くまで、諦めずに続けてください。
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誰もが著者のように成功するとはとても思えませんし、かなり強い言葉を使っている箇所もあるので、嫌悪感をいだく方もいるかもしれません。
私の場合は、収益関係の話のあたりはサラッと読んでいました。しかし、読み終わった時にはまた読み返すかもしれないと思い、結局読み放題から解除して、本を購入しました。
この本の本来の想定読者である、早期退職してブログで食べていこうと考えている人はもちろん、私も含めてブログで食べていこうとまでは思っていない人にも、ブログを長く続けていくためにとても参考になる一冊だと思いました。
お勧めします。