Kindle のことは色々と書いたので、中身の本のことなど。
ずっと以前から、活字中毒で乱読気味(あまり重い物は読まないですが)な人間でした。
1年半前に仕事をリタイアし、金は無いけど暇はある生活が始まってから、読書量はより増えていました。
ただ、今月ブログを始めてからはそれに時間を取られて、最近は読書スピードはぐっと落ちていますが・・・。
読んだ本の感想などを時々書ければなと思います。
新刊はほとんど読まないので、新しい本の紹介にはなりません。
もう高校生の頃から、ほとんど文庫本を中心に読んでいて、ハードカバーはよほど読みたい本が出た時に買うくらいでした。
大学生になってから、SF小説を中心に文庫本を常に読んでいるような生活をしてきました。
中年になって以降は、SF以外もミステリーなど色々な分野を読むようにはなり、その傾向は今も続いています。
と、いいつつ最初の1冊は SF でもミステリーでもなく、、
はらだみずき著 「海が見える家」(小学館文庫) です。
あらすじや内容紹介をする気は無いので、導入の部分を少しだけ、
主人公の青年は、就活で苦労したあげくブラック企業に就職してしまい、1ヶ月で辞職。ちょうどそんな時、離れて暮らしていた父親の訃報が届き、父親の住んでいた千葉の南房総に向かう。
そこには父親が買った別荘地にある古い一軒の家が残されていた。主人公は遺品整理などをしながら、何も知らなかった父親の事を少しずつ理解し、影響を受けはじめる自分に気がついていく。
そんな感じで物語は進んでいきます。
話としては、主人公の青年の成長物語でしょうか。爽やかな読後感です。
著者は、最初この1冊だけを書いたようですが、読者の要望もあってか、最終的に4冊のシリーズになっています。
私は一気に4冊読んでしまいました。
#1「海が見える家」
#2「海が見える家 それから」
#3「海が見える家 逆風」
#4「海が見える家 旅立ち」
感動的な部分もあり、本当に爽やかで良い印象が残ります。
今年読んだ中では、断然良かった1冊(いや4冊か)です。
おすすめします。