サバのトランク

本やコンピュータや病気のことなど *当ブログではアフィリエイト広告を利用しています*

Ctrl2Capを使って「CapsLockキー」を「左Ctrlキー」に変更

キーの比較

★★ Windowsに関する記事です ★★

他の方の記事も多数ありますが、自分の備忘録的な意味も含めて Ctrl2Cap の導入について書いておこうと思います。

(この記事のスクリーンショットWindows10ですが、Windows11でもほとんど違いはありません)

 

 

Ctrl2Capとは

マイクロソフトでテクニカルフェローを務める Mark Russinovich 氏によるユーティリティソフトウェアで、「CapsLockキー」「左Ctrlキー」として使用することができます。

 

「ファイル名拡張子」の表示

Windowsでは、デフォルトで「ファイル名拡張子」が非表示となっているので、これを事前に表示させておいてください

(「ファイル名拡張子」とは、ファイルの種類を示す文字で、ファイル名の ”.” の後ろに付きます。zip, exe, txt, doc, bat, pdf, xlsx, jpg 等々たくさんあります )

 

念のため、方法を書きに書いておきます。すでに「ファイル名拡張子」が表示済み、又は表示方法をご存じの方は、当然この項目は飛ばしてかまいません。

①「Windowsキー」+「Xキー」で、「WinX」メニュー(名前があるわけではない?、とりあえずこう呼んでおきます)を開き、エクスプローラー」を選び、起動する。⬇️

Win+Xメニュー

② 上の方のメニューバーにある「表示」をクリック、出てきたリボンメニューの右の方にある「ファイル名拡張子」にチェックを入れる。⬇️

ファイル名拡張子表示

★これで、「ファイル名拡張子」が表示されるようになりました。

ついでですが、このWindowsキー」+「Xキー」からの「Win+X」メニューは、覚えておくといろいろな場面でとても便利です。😀

 

Ctrl2Capのインストール

・下記のページから "Ctrl2Cap.zip" をダウンロードする。

learn.microsoft.com

「ダウンロード」フォルダを開いて "Ctrl2Cap.zip"右クリックし、「すべて展開」を選ぶ。

ファイル展開

・展開先のフォルダが表示されるので、右クリックして「展開するフォルダ」をコピーしておく「展開されたフォルダ」として、あとで使う)。
その後、「展開」ボタンを押しファイルを展開する。

展開先コピー

「検索ボックス」 "cmd" と入力し、「管理者として実行」を選択して、コマンドプロンプトを起動する。

コマンドプロンプト起動


C:\WINDOWS\system32> の後に、"cd "(cd の後に半角スペース)を入力した後、先ほどコピーした「展開されたフォルダ」を貼り付け、「Enterキー」を押し、フォルダの移動をする。

フォルダ移動

 ( xxxx の部分は人それぞれ)

ctrl2cap /install
と入力して、インストール実行(ctrl2cap と /install の間には半角スペース)

インストール

・コンピュータを再起動
★★ インストール完了 ★★

 

「ダウンロード」フォルダの開き方がわからない場合

「検索ボックス」"pc" と入力すると「PCのフォルダ」が開くので「ダウンロード」フォルダを選択する。

 

「展開されたフォルダ」がわからなくなったら

●コピーのし忘れなどで「展開されたフォルダ」がわからなくなった時のために。

ここまで、「人それぞれ」と書いてきたフォルダ名は、「ユーザーフォルダ名」といわれるもの。
「ユーザーフォルダ名」は、Windowsを最初にインストールした時に設定したユーザー名の最初の5文字が通常使われている。
ユーザー名を変更した場合などは、現在使っているユーザー名と「ユーザーフォルダ名」が一致していない場合もある。(私もそうなっているが、別に問題は無い)

・通常、ダウンロードしたファイルはこのフォルダにある。
C:\Users\「ユーザーフォルダ名」\Downloads

"Ctrl2Cap.zip" を、特に指定せずに展開した場合のフォルダはこれ。
C:\Users\「ユーザーフォルダ名」\Downloads\Ctrl2Cap

 

●「ユーザーフォルダ名」を含めて「展開されたフォルダ」をもう一度コピーするには、
"PC" から "ダウンロード" フォルダを開いて、"Ctrl2Cap" をクリックして、含まれるファイルを表示させる。
"Ctrl2Cap.exe" を選択、「右クリック」「プロパティ」を選ぶと「場所」があるので、これをコピーする。

フォルダ名確認

 

Ctrl2Capのアンインストール

基本的に、インストールの時と同じで、最後のパラメーターだけが異なる

インストールした時と同じように、コマンドプロンプトを「管理者として実行」し起動する。

"Ctrl2Cap" が「展開されたフォルダ」に移動する。
cd C:\Users\「ユーザーフォルダ名」\Downloads\Ctrl2Cap

その後、下記を入力して、アンインストール実行
ctrl2cap /uninstall

アンインストール


コンピュータを再起動
★★ アンインストール完了 ★★

ちなみに、ctrl2cap /?
で、ヘルプを表示できる。

ヘルプ表示

 

Ctrl2Capを使う理由

とりあえずインストールしたいという方がこの記事を読んでいると思うので、あえてインストール方法を先に書きました。
私が "Ctrl2Cap" を使う理由は、当然ですが「Aキー」の左側に「Ctrlキー」がないと、ショートカットキーが使いづらいからです。
作者は UNIXから NT に移行した人なので、この配置が良いと書いています。
私は、大昔からなじんだ機種(APPLEⅡ、PC-8001, PC-9801等)が、やはり「Aキー」の左側が「Ctrlキー」だったので、これでないと作業効率がすごく落ちます。

以前紹介した、HHKBシリーズは最初から「Aキー」の左側が「Controlキー」になっています。
また、多くのゲーミングキーボードや高級なキーボードでは、キー配置を変更できるディップスイッチがあったり、ユーティリティーソフトが付属している場合が多く、好みのキー配置にする事ができます。
しかしこちらも以前紹介した「サンワサプライ SKB-KG3WN2」等のような安いキーボードやノートパソコンではそれもできません。

そんな時には、この "Ctrl2Cap" が非常に役に立ちます。

 

Ctrl2Capの問題点

このソフトウェアでは、「CapsLockキー」を「左Ctrlキー」の機能に変えてしまい、入れ替える訳ではありません。(左下の「左Ctrlキー」も生きています)
つまり、「CapsLockキー」の機能が無くなるわけです。
Shift +「CapsLockキー」で、アルファベットの大文字を固定する事ができなくなり、たまにですが不便だなと思うことがあります。

また、一部のアンチウイルスソフトでは不具合が出るという情報もあります。

誰か、完全に入れ替えるソフトを作ってくれないかなー!