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Windows11非対応のPCをWindows11 24H2にアップグレードする ① アップグレードまでの経緯

先日、Windows11非対応である、intel Core i7-6700K のCPUを積んだHPのデスクトップPCを、強引に Windows11にアップグレードした。

この記事では、アップグレードするまでの経緯を書く。

実際のアップグレード方法は次回以降の記事で書く予定。

★★★

2016年に買ったHPのWindows10 PCを長らく快適に使ってきたのだが、CPUが対応していないということで、まさかのWindows11非対応 😮

Windows11に対応するのは intelの場合 Core第8世代(8000番代)以降であり、私のPCのCPUは intel Core i7-6700K。残念ながら非対応ということだ。
古くはなったが当時最速のCPU(この時期 Core i9はまだ無い)と32GBメモリ、中程度のグラフィックボードも積んだので、当分使えると思っていたのでショックが大きかった。

★ PCのスペック ★
型番 :HP ENVY 750-180jp
CPU   :intel Core i7-6700K(4コア/8スレッド)
メモリ:32GB(DDR4-2133)
SSD   :512GB SSD (PCI Express, M.2接続 AHCI
OS    :Windows10 Home(64bit)
GPU   :NVIDIA GeForce GTX 960 (2GB / GDDR5)


2025年10月にWindows10のサポートが終わるということで、2024年1月に AMD Ryzen 7 7735HS を積んだミニPC "MINISFORUM UM773 Lite" を購入 ⬇️

 

ところが、このミニPCが購入半年後くらいからブルースクリーンが現れるようになり、動作が不安定に ⬇️

 

窮余の策として、2024年11月に、intel Core i5-8500T を積んだ、HPのコンパクトPC "HP ProDesk 400 G4 DM" を安値な中古で購入 ⬇️

 

3台のPCの写真 ⬇️

3台のPC

⬆️ 下の大きなタワーPCが intel Core i7-6700K のCPUを積んだHPのデスクトップPC "HP ENVY 750-180jp" 
上に乗っている左側が AMD Ryzen 7 7735HS を積んだミニPC "MINISFORUM UM773 Lite" 、上右側がintel Core i5-8500T を積んだHPのコンパクトPC "HP ProDesk 400 G4 DM"

★★★

中古PCについては、Windows11に非対応の intel Core第8世代(8000番代)よりも前のCPUを積み、無理やりWindows11にアップグレードしたようなPCは買うべきではないという記事も書いてきた ⬇️

 

中古PCに関しては、今後のサポートなどを考えても、Windows11非対応のPCを買うべきではないと今でも思っている
ただし、それはこれから中古PCを買おうという時の話であり、すでに現在古いWindows11非対応のPCを持っている場合は、Windows10のサポートが切れる2025年10月までに、何らかの対応をとるしかない。(そのままWindows10を使い続けるという選択肢も含めて)

★★★

この記事で取り上げている、Windows11非対応の Core i7-6700Kを積んだPCには、いずれ Linux でも入れてみようかと思っていた。

だが、現在手元にある Windows11がインストールされている2台のPCは、
AMD Ryzen 7 7735HS を積んだミニPCは動作が不安定
intel Core i5-8500T を積んだHPのコンパクトPCは動作速度がやや不満

ということで、10万円くらいで新品の LenovoのコンパクトPCでも買おうかなとも思って、オンラインショップで見積りまでしてみたが・・・


2016年製と古いPCではあるけれど、当時最速のCPUと中程度のNVIDIAのグラフィックボードを積んでいる Windows11非対応のPC が、どうしてももったいない気がしてしまう。
ビデオ編集などはやらないので、はっきり言ってこのPCであれば性能にほとんど不満は無い

過去記事を ⬇️ 

書くときに採ったデータを以下に示しておく。

 

上記の3台のPCをそれぞれ、"PC A" ,  "PC B" , "PC C" としている。
今回の Core i7-6700KのPCは "PC C" (赤枠)⬇️

3台のスペック

 

PCMark10による、CPU性能としては、intel Core i5-8500T PCよりも明らかに速く ⬇️

PCMark10データ

PCMark10グラフ



3DMark によるグラフィック性能は Radeon 680M(AMD Ryzen 7 7735HS内蔵)と大差ない ⬇️

3DMarkデータ



やっぱりこれを使わないのはもったいないな、と。

Windows11の対応基準が発表されてから時間も経ち、非対応のPCでも割と簡単に Windows11を導入できるという情報も増えてきたので、ダメもとでやってみることにした。(ダメならWindows10に戻すだけのこと)

新しいPCを買うのは、その後からでも良いだろう。

★★★

結果・・・

Windows11にアップグレードしてから既に10日ほどたち、毎日かなりの時間使っているが
今のところ全く問題は無い

また、他の2台と比べて画質が明らかに美しい
AMD Ryzen 7 7735HS PCを買ったとき、動画の画質の悪さにちょっとショックを受けたことを思い出した。
やはり専用のグラフィックボードの方がグラフィックはきれいなのかなと思う。

というわけで、非常にスムースに動作し画像も美しく、とても快適に Windows11を使っている。
あと何年もつかわからないけれど、壊れるまでこれでいけるかなと。

 

★★★

Windows11にアップグレードまでの経緯はここまで。

次の 記事②では、いくつかあるアップグレード方法のうち、どれを選ぶかについて書いた。⬇️

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