*この記事は、ソフトウェアメーカーからの執筆依頼があり書いています。
*記事の内容は、パーティションソフトウェア MiniTool Partition Wizard無料版(V12.8)を実際に私が使用しての紹介記事になります。
- パーティション操作ができるソフトウェアを使った理由
- 使用したソフトウェアとダウンロード
- Partition Wizardによるパーティションサイズ変更
- パーティションの分割と結合
- その他の機能
- まとめ
パーティション操作ができるソフトウェアを使った理由
まずは、今回パーティション操作ができるソフトウェアを使った理由から。
2024年初めから、最近はやりのミニPCを使っていたのですが、夏以来ちょっと不安定になっていました。そのため安定して動くWindows11のPCが必要ということで、先日中古整備済の安いPCを1台購入しました。
(左がミニPC UM773 Lite、右が今回購入した HP ProDesk 400 G4 Core i5-8500T)⬇️
このPCには、新品の M.2 SSDが付属していたのですが、容量は512GB。当然Cドライブ1本に割り当てられ、そこにWindows11がインストールされていました。
私も長くPCを使っていますが、OSと同じCドライブにデータがあると、バックアップがしづらいため、必ず CドライブにOS、自分のデータはDドライブに保存するようにしています。
というわけで、今回買ったPCも、1台の512GB M.2 SSDをCドライブとDドライブに分割することが前提となります。
(本当は物理的に別ドライブにしたほうが良いが、コンパクトなPCなので M.2 SSDは1台しか実装できない。SATAのドライブは追加しているが、こちらはバックアップ等に使用)
当初、Windows11の機能を使って、M.2 SSDのパーティションを分けてみたのですが、なぜかCドライブが250GB以下にできず、⬇️
本当はCドライブをもう少し小さくしたいと思っていたのですが、とりあえずは、しかたなくそのパーティションで使っていました。
今回紹介依頼があったため、こちらのソフトウェアを使ってみたところ、Cドライブをより小さくすることもでき、私の思う通りの機能を発揮してくれました。
使用したソフトウェアとダウンロード
あらためて、今回使用したパーティションソフトウェアは、MiniTool Partition Wizard無料版(V12.8)という製品です。紹介ページはこちら⬇️
https://www.partitionwizard.jp/
このページ左下の「ホーム向け」の中に「Partition Wizard無料版」があり、それを選ぶとダウンロードページに進みます。⬇️
https://www.partitionwizard.jp/free-partition-manager.html
左下のダウンロードを選ぶと、"pw-free-online.exe" というファイルがダウンロードされるので、実行します。
セットアップ画面の右下で、「プロ デモ版」か「無料版」かの選択になるので、ここは「無料版」を選択します。
バックアップソフトである "ShadowMaker Free" もインストールするかどうか聞かれるので、不要ならチェックを外します。
保存場所も聞かれますが、特に問題なければそのままインストール。
無事インストールされれば、すぐに実行するかどうかを聞かれ、またデスクトップにアイコンが現れます。⬇️
Partition Wizardによるパーティションサイズ変更
⚠️⚠️⚠️ パーティションの変更などを行う場合、基本的にはデータは保持されますが、念のため必ずバックアップを取っておきましょう! ⚠️⚠️⚠️
Cドライブの縮小
Partition Wizard を起動するとこんな画面になります。⬇️
ディスク2が、M.2 SSD 512GBです。(ディスク1はバックアップ用SATA SSD)
さっそく、Cドライブのサイズを小さくしてみます。画面一番下のCドライブをクリック後、左側の「パーティション移動/サイズ変更」を選びます。(またはCドライブ上で右クリックすればメニューが出てくるので、そこからでも可)
「パーティション移動/サイズ変更」の小さいウィンドウが出てきます。⬇️
右側の ">" を左向きにドラッグして、サイズを約200GBに縮小して、「OK」を。
(または、下の「パーティションサイズ」に直接数字を入れる)⬇️
画面下を見ると、Cドライブが200GBとなり、その右に(未割り当て)の領域が44.1GB現れました。
ただ、この段階ではまだ実際にリサイズは行われておらず、画面左下の「適用」をクリックする必要があります。(忘れがちかもしれません。注意!)
アラートが出るので「はい」を、⬇️
Cドライブは使用中なので、再起動すると続きの操作を行ってくれるということです。⬇️
再起動後、Windowsが起動する前に、黒いコマンド画面に白い文字で下記のような表示が現れ、Cドライブのリサイズが行われます。
(良い写真が撮れなかったので、文字で画面を再現します)⬇️
===== Welcome to Prtition Wizard =====
Loading Engine...
Loading Engine complete.
Please wait...
Please do not turn off your computer .... (などの注意が出て、その下に)
~~~~~~~~~~~~~~~~~
Resize Partition
(一部省略)
Reseze partition: 10% Processing files: 100% (00:40)
=================
こんな画面になり、最下行の左の数字が100%になれば、リサイズは終了し、Windowsが起動します。
起動後に、Cドライブのプロパティを見てみると、200GBになっています。⬇️
Partition Wizard を起動してみても、Cドライブは200GB、その右に(未割り当て)の領域が44.1GBがあります。⬇️
Windowsが正常に起動したことからもわかりますが、Cドライブの内容は全く問題なく保持されています。
Dドライブの拡張
次に(未割り当て)の領域の部分をDドライブに割り当てるかたちで、Dドライブの容量を拡張してみます。
今度はDドライブを選んでから、"<" を左向きにドラッグして⬇️
Dドライブが拡張されて、231GB → 276GBになるよう指定しました。⬇️
Dドライブはデータドライブであり、使用中でもなかったので、再起動することなくリサイズが行われ、⬇️
無事、Dドライブが276GBに拡張されました。⬇️
パーティションの分割と結合
Dドライブの分割
今度はDドライブを分割してみます。操作は同様にドライブを選んでから左側のメニューから操作を選びます(またはドライブ上で右クリック)。
Dドライブを分割して、約100GBの "Fドライブ" を作ってみます。
矢印をドラッグするか、下の「パーティションサイズ」に直接数字を入れてもOKです。⬇️
無事、100GBのFドライブが作成されました。⬇️
パーティションの結合
次に、DドライブとFドライブを結合してみます。
データが保持されるかどうか確かめるために、画像データを含んだ「宇宙壁紙_F_Drive」というフォルダを、Fドライブにコピーしておきました。⬇️
Partition Wizardの下の方で、Dドライブをクリック後、メニューから「パーティション結合」を選びます。
現れたウィンドウ上部の Dドライブをクリックしてチェックマーク☑を付けた後、右のFドライブをクリックして(色が青に変わる)、「完了」をクリック⬇️
Fドライブは、Dドライブに結合されて消えています(画面下)。これで良ければ左下の「適用」をクリック。⬇️
結合されたDドライブができました。⬇️
Fドライブにあったデータは「結合されたパーティションの内容」というフォルダに保存されていました。⬇️
その中には、さきほどFドライブに作った「宇宙壁紙_F_Drive」というフォルダがあり、⬇️
中身にも問題ありませんでした。⬇️
その他の機能
Partition Wizardには、その他にもたくさんの機能があります。
ディスクベンチマーク、ファイルシステムチェック、サーフェステストをやってみました。
・ディスクベンチマーク
M.2 SSD と SATA SSDでは当然かなりの速度差ですね。⬇️
Cドライブ(M.2 SSD)
・ファイルシステムチェック⬇️
・サーフェステスト⬇️
まとめ
パーティションに関する様々な操作が手軽に行えるパーティションマネージャーである、 MiniTool Partition Wizard を紹介してきました。
記事を書くために、パーティションを増減させたり、分割・結合させたりと色々な事をやってきましたが、トラブルなどはありませんでした。
今は、C, Dドライブをとりあえず自分好みの容量に再びリサイズして使っています。⬇️
今後もし容量を変更したくなっても、このソフトウェアがあれば簡単に変更可能だと思うと気分的には非常に楽ですね。
以前の私の経験ですが、フリーのソフトやHDDにおまけで付属してきたパーティション操作のソフトウェアを使っている時に、データを失ってしまったことがあります。
それに比べて、このMiniTool Partition Wizard無料版では、データ復元など有料版に比べて制限されている機能もありますが、通常のパーティション操作については、動作も速く非常に安定感があって、十分な機能を持っていると思います。
と言うよりは、パーティションマネージャーとして、これだけの機能が無料で使えるというのは、なかなかすごいことだなと思います。
今回は、容量に余裕のある中で色々と試してみましたが、実際にドライブの容量を変えたい場合や、OSのドライブとデータドライブを切り分けたい場合など、このソフトウェアがあれば簡単かつ思い通りにパーティションの変更が可能です。
何にせよ無料ですから、困ったときにはとりあえず使ってみても、まったく損はないだろう思いますよ。