★ CPUに AMD Ryzen 7 7735HS を積んだ、MINISFORUM UM773 Lite というミニPCを2024年1月から使っています。
(メモリ:32GB、M.2 SSD:1TB、SATA SSD:1TB、Windows11Home)
使用中のミニPCで、まれにブルースクリーンが現れてしまい、原因究明中です。
2024年9月15日の記事で、メモリの診断を行い、メモリには問題なさそうだということはわかりました。⬇️
次の段階として、この記事ではブルースクリーン発生時の「エラーメッセージ(エラーコード)」を確認して原因を追求していきたいと思います。
- Windowsのログからエラーコードを調べる
- 「イベントビューアー」で「エラーコード」確認
- HYPERVISOR_ERROR が多かった
- HYPERVISOR_ERROR 対策
- ハイパーバイザープラットフォーム(Hyper-V)の有効化
- まとめ
Windowsのログからエラーコードを調べる
ブルースクリーン発生時には、エラーコードが画面に表示されています。エラーコードがわかれば、原因の追究の助けにもなるのでしょうが、すぐにリセットがかかってしまい、なかなかエラーコードを確認できません。
最初はあきらめていたのですが、Windowsにはログが残されているはずだと思いだし、調べてみました。
「イベントビューアー」で「エラーコード」確認
Windowsのログをチェックするには、Windows11(Windows10)付属の「イベントビューアー」というソフトを使います。
① "Winキー"+"R" で「ファイル名を指定して実行」を起動し "eventvwr" と入力し「イベントビューアー」を起動。
②「Windows ログ」左の ">" をクリックしてフォルダを展開、「システム」を左クリックして「システム」のイベントを開いた後、今度は「システム」を右クリックして、オプションの中から「検索」を選択。(又はメニューバーの「操作」から「検索」を選択)
③「BugCheck」と入力(途中まででも可)し、「次を検索」ボタンをクリック。
④「ソース」の部分が "BugCheck" の項目を探す。
⑤複数のエラーがある場合は「ソース」をクリックして、名前順にソートすると "BugCheck" の項目が並ぶ。
⑥それぞれの行が、ブルースクリーン等が重大なエラーが起こった時のログなので、下の「イベント」の「全般」または「詳細」タグを見てエラーコードをチェックする。
★「イベント」の「全般」タグの画面⬇️
HYPERVISOR_ERROR が多かった
★「イベント」の「詳細」タグの画面⬇️
"BugCheck" の行を1つずつチェックして、エラーコードを確認していきます。
⬆️上記画面下部の「イベント」「詳細」タグの "param1" の16進数の数字が「エラーコード」です。
私のミニPCのエラーでは、0x00020001 が圧倒的に多かったので、今度はこのエラーコードが何を示しているのかをMicrosoftのページから調べます。⬇️
★ 0x00020001 は HYPERVISOR_ERROR ということでした。⬇️
次に、HYPERVISOR_ERROR とは何かをMicrosoftのページから調べます。⬇️
★中身はこんな感じ⬇️
このページの情報からでは、対策方法がわからないので、他のサイト等を調べてみました。
HYPERVISOR_ERROR 対策
HYPERVISOR_ERROR の対策は、こちらのブログを参考にさせて頂きました。⬇️
===== 上記ブログより引用
HYPERVISOR_ERRORは、Windows10/11のハイパーバイザー仮想化ソフトウェアに問題があることを示しています。Windows ハイパーバイザー プラットフォーム (Hyper-V) はWindows PC で仮想環境を作ることができ、他のOSなどを起動・管理することができます。Hyper-V機能を使って、VirtualBoxまたはVMwareを介してLinuxを実行したり、Windows上でAndroidまたはiOSを実行することもできます。
HYPERVISOR_ERRORのBSODエラー停止コードが発生している場合は、システムのソフトウェア構成に問題がある可能性があります。Hyper-Vブルースクリーンは通常、Hyper-V設定の誤り、PCのメモリの問題、データセクターの破損、さらには古いドライバーが原因で発生します。
========
べつに仮想環境でLinuxを実行したりしていないんですが、使っていなくてもシステムとして整合性がとれていないとダメなんでしょうね。
対策としては、
①ハイパーバイザー プラットフォーム (Hyper-V)が有効になっていることを確認
②Windowsメモリ診断
③ドライバーとOSを更新
等があるようです。
②メモリ診断は前回の記事でチェック済み。③ドライバーとOSも最新にしてあるので、①の Hyper-Vの有効化を試してみます。
ハイパーバイザープラットフォーム(Hyper-V)の有効化
ハイパーバイザー プラットフォーム (Hyper-V)を有効化します。
"Winキー"+"R" で「ファイル名を指定して実行」を起動し "optionalfeatures" と入力して「Windowsの機能」というソフトを起動します。⬇️
一覧からハイパーバイザー プラットフォーム (Hyper-V)を見つけます。
すでに有効になっている場合は、チェックを外し、再起動後再び有効にします。
もし、チェックがオフだった場合は、チェックして有効化し「OK」を押します。⬇️
私のミニPCの場合は、Hyper-V は有効になっていなかったので、チェックを入れて有効化し、再起動をかけました。
再起動後、もう一度 "optionalfeatures" (Windowsの機能)を使って、有効になっているのを確認しました。
とりあえず、これで "0x20001" の "HYPERVISOR_ERROR" 対策は行ったということですね。
まとめ
実は今回の記事の作業は、2024年8月31日に行ったものです。
その後安定していて、9月15日の下記の記事になったのですが・・・⬇️
なんと、9月16日には再びブルースクリーンが現れてしまいました。😨 ⬇️
結局、今回の記事の対策でも完全にはエラーは解消されなかったようです。
ですが、ブルースクリーンが現れる頻度は断然少なくなりました。😄
とはいえ、エラーの完全解消にはなっていないので、気休め程度ですが少しでもミニPC内部の温度を下げるため、9月19日にはSSDを外付けにしてみました。⬇️
その後、9月20日に別の対策を行いましたが、それはまた別の記事で。
その前に、次回は簡単にエラーコード等を確認できる "BlueScreenView" というフリーソフトを紹介しようと思っています。